自然の産物で人の心も芽吹く ドラマ「西園寺さんは家事をしない」第9話を観て
「家事をしない」というタイトルに不快感を持ちながらも観続けていたら
ドラマ「西園寺さんは家事をしない」第9話のラストシーンは、グルグルさんの最終動画配信のシーンでした。
この動画配信は手抜き料理を配信するものでしたが、最終配信ではお水を張ったお鍋を見つめるグルグルさん、何を思ったのか予定していた調理とは違う行動を起こしたのでした。しばらく鍋を見つめ突然お鍋に昆布を入れたグルグルさん、当然のようにスタッフたちはざわつきます。それを静止したのが、グルグルさんと西園寺さんと不思議な三角関係にある楠見くんでした。グルグルさんは、お鍋に沈んだ昆布を見つめながら語り始めます。「この昆布は30分程したらお鍋から取り出します。でも、お鍋の水の中には、その昆布の味、旨味が残ります。」というようなことを語り出しました。そこから、人のお付き合い、人の心についてと話をつなげっていったのです。この話が終わるとスタッフも視聴者も涙の大感動を生みました。
このシーンを見ていて私は、9話にタイトルを付けるとしたら「自然の産物で人の心も芽吹く」かなと思いました。
人ばかりを見ている、気にする最近の風潮ですが、実は人の心は諸行無常の自然とのつながりの中で育まれるのだと思います。
だから、「自然との回路を再接続しよう」と訴えたい最近なのです。そうでないと、ほんとに人は人でなくなりますよって。
このドラマが始まってから、「家事をしない」というタイトル、はてさて、このドラマどう展開させていくつもりなのか興味津々で観ておりました。
正直、なんか予想通りというか、こうであったらいいなという感じになってきたので、私の中では評価爆上がりなドラマになっています。
あと、このドラマで注目してほしいのが、ルカちゃん役をやっている子役、これは演技なのか?素なのか?演技演技していないナチュラルな可愛らしさが凄くシーンにマッチしていて目を引くんですよね。